富永 優子さん
◆移住元
東京都
◆移住した年
2022年7月〜
◆略歴
1993年7月 | 岐阜出身 |
2012年4月 | 京都外語大学へ進学 |
2017年4月 | 就職のため上京 |
2022年4〜5月 | 勝浦で短期滞在 |
2022年6月 | 勝浦でシェアハウスを内見 |
2022年7月 | 勝浦へ移住 |
2022年10〜11月 | フィリピンで短期滞在をする |
2023月2月 | 勝浦朝市でおでん屋を始める |
◆家族構成
富永 篤さん
富永 優子さん
− 本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介をお願いします。
富永さん:
富永優子(とみなが ゆうこ)です。出身地は岐阜県で、2022年7月上旬に勝浦に移住しました。
− ちなみに移住の前は岐阜県にずっといらっしゃったんですか?
富永さん:
岐阜県には18歳までいました。その後京都の大学に行き、東京で就職して、5〜6年住んでいました。
− そうなんですね。京都にいらっしゃった話は初めて聞きました。
富永さん:
京都外国語大学の国際教養学科という学科だったので、フィリピン留学をしたり、海外の文化を学んだりしながら生活してて。1年休学して、 ニュージーランドにワーキングホリデーに行ったりしました。日本に戻ってきて大学を卒業後、東京の会社に就職しました。
− 勝浦への移住を考えたきっかけはなんでしたか?
富永さん:
移住を考えたきっかけは、平日の勝浦朝市を訪れたことでした。「ADDress」という短期滞在が出来るサービスに登録し、2022年4月に勝浦の興津にある「興津SUZUEI」さんを見つけました。そこで勝浦に1週間滞在することになり、平日の勝浦朝市に行く機会があったんです。その時、朝市の雰囲気みたいなものにすごく魅力を感じて、直感ですけど、もうこれは勝浦がいいなと思って。ずっと勝浦朝市が頭の中にあり、3ヶ月後に移住してきました。
− その前に勝浦に来たことあったんですか?
富永さん:
今の旦那さんとふらっとバイクで観光に来たことがあります。その時は土日の朝市に行ったり、鴨川シーワールドに行ったりして、日帰り旅行したことが2回あります。それで、ちょっと勝浦っていいなみたいなことはふわっと思っていましたね。その後1週間の短期滞在を3回ほどして、その時の思い出がすごく濃かったという感じです。
− 1週間滞在ってなかなかお仕事されてると時間を作るのが難しいかなと思うんですけど、その当時はどういう風に生活されていたんですか?
富永さん:
基本的にはリモートワークをしてたので、1週間地方に滞在するというのが可能な職業でした。勝浦に滞在中は、朝にシェアハウスのオーナーの石田さんが勝浦朝市に車で連れて行ってくれて、始業前に興津へ戻り、10時から18時まで仕事をしていました。シェアハウスだったので、滞在中はみんなでごはん食べたりしながら生活したり、海がすごく近い場所だったので、ちょっと海に散歩に行ってみたりしました。また、興津に住んでいる地域の方にお話しを伺ったりも出来ました。
− 現在は、勝浦のどこに住まれていますか?
富永さん:
今も興津に住んでます。
勝浦市興津区は勝浦の海側、南西部に位置する港町。商店街が立ち並び、JR上総興津駅やスーパーもあり、住みやすい地域。
− このインタビューは実はJR東日本さんのご協力で興津にある上総興津駅の一角をお借りしているのですが、上総興津駅の思い出を教えてください。
富永さん:
上総興津駅は勝浦駅から2つ先にあって、勝浦の市街地から電車で10分、車で15分ぐらいの場所になります。短期滞在の時に、1番最初に降り立った場所がこの上総興津駅でした。降り立った時は、初めて見る駅前の様子に、すごくワクワクした気持ちでいっぱいでした。
− 興津はどんな場所ですか?
富永さん:
勝浦の中心部と比べると、小さいまちです。波も穏やかでこじんまりとした海が広がってるので、ファミリーのみなさんが夏になるとたくさん来るような場所です。地域の方々もすごく優しくて、関わりやすい、田舎の港町になっています。
− 興津までは勝浦から車で15分ぐらいかかるということですが、例えばスーパーなどの普段の生活はどのようにされてますか?
富永さん:
私は基本的に朝市で食材を揃えていますが、興津には「ファミリーセンタータカヨシ 興津店」というスーパーがあります。小さなスーパーなので毎回同じものが揃うというわけではないですが、利用しています。他に郵便局や駅、ATMに鮮魚店、ご飯屋さん、ちょっとした軽食を食べるところもあったりしていて、こじんまりとした「町」なんですよね。
− どんなおうちに住まれているのでしょうか?
富永さん:
移住当初はシェアハウスに住んでいて、今は賃貸の一軒家に住んでいます。シェアハウスに住んでいるとき、今の一軒家のお家を地元の方が紹介してくれて、借りることができました。
− 勝浦では一軒家を賃貸で見つけるのは、どちらかというと難しいのが現状だと感じているのですが、地元の方との繋がりや関わりがあったから見つけられた部分もあるのでしょうか?
富永さん:
そうですね。タイミングがすごく良くて、たまたま紹介していただいたというのはあったんですが、人との繋がりで色々チャンスが広がっていくのを感じます。家探しもそうですし、朝市の仕事の面でもそうなんですけど、そういう面で面白いなって思ったエピソードですね。
− 地域によってはお祭りに関わることがあったり、地域清掃があるというのを聞いたりするんですけど、興津地区はそういった関わりは何かありますか?
富永さん:
浜掃除(海岸を掃除する)があります。お祭りも10月にあります。今年は、お祭りの提灯の飾り付けを近所の皆さんと行ないました。シェアハウスに住んでいる時はあまり地域行事に参加する機会がありませんでしたが、一軒家に引っ越し、大家さんが誘ってくれるお陰で、参加できています。
他には、去年の10月に興津地区の方、70名くらいで旅行に行きました。お家探しの時に手伝ってくれた大家さんや、すごく仲良くしてもらっているたい焼き屋さんのお友達が、「一緒にいこう」と誘ってくれて、 バスに乗って山梨に日帰り旅行をしました。
観光地を巡るのも楽しかったんですが、バスの中でお菓子を交換したり区長さんとみんなでじゃんけんをして、勝った人はシャインマスカットや景品が貰えるみたいな!すごい楽しい旅行でした。
優子さんと仲良しのたい焼き屋さんのお友達と、旅の思い出の写真。
− すごくあたたかい地域ですね。
富永さん:
年齢は、母より少し上の世代が多かったのですが、皆さんとこの旅行で仲良くなれました。今までは家の周りのご近所さんとの交流だけだったんですが、地区の中でもちょっと離れたところに住んでいる方と知り合ったりとか、すごく面白かったですね。参加してよかったイベントでした。
あと、興津は漁港があるので、昔から漁業組合に入ってる人たちは漁業権があって漁をされている方がいます。トコブシやウニ、それとひじきが有名で、ご近所さんからおすそ分けをいただくこともありますね。
− 興津には他にも行事はありますか?
富永さん:
8月のお盆の時に興津海岸で「灯籠流し」があります。同じ日に打ち上げ花火や、宝探しも行われます。
宝探しは浜に番号が書かれた紙が埋めてあって、それを探して景品がもらえるんですけど、大人も楽しめます。意外と宝が探せなくて、地元のおじさんに手伝ってもらったりしました。笑
− 楽しそうですね。一般の方も参加できるんでしょうか?
富永さん:
興津区に住んでいない方でも参加できます。ちょうど海開きをしている時期なので観光客の方でもオッケーです。日用品がいっぱいもらえたので絶対参加した方がいいです!
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